シャンブロウの誘惑

「おまえは何をたべて生きるんだ?」かれは迫った。そして一息ついてからやさしくいった。「血か?」
 彼女はその意味をはかりかねたようにかれを見つめた。やがて、おかしそうに唇をゆがめ、軽蔑したようにいった。
「ワタシヲ キュウケツキト オモッテイルノネ? チガウワ ワタシハ シャンブロウ!」
 そこには一種の美があった。その濡れたような真紅のものがのたうつにつれ、太い虫状の捲毛にそって月の光が動き、銀色にきらきら輝いた。それは醜悪さを超越した、恐怖の戦慄美だった。
「やっと、わたしの言葉でお話できますのね、ああ、愛しいお方!」 
        (C・L・ムーア「シャンブロウ」 仁賀克雄訳)
 というわけで、SFファンには今さら説明の必要もないと思われるシャンブロウです。
 ボディは葛城ミサト、顔はイシター、髪の毛(触手)はカラーワイヤーを10m使いました。うねうね動いて気持ちがいいです。

 ふと思ったんだけど、『ガンフロンティア』版のハーロックのフィギュアが出たら、ほとんど無改造でノースウェスト・スミスとして使えるよね(^^;)。