アン

　アン・メーソンはジャングルの王者カアンガの恋人。いつも彼に危機を救われる、典型的な Damsel in Distress（うまい訳語が思い浮かばない……）です。
　しっかしまあ、すごいですね、こうして並べてみると。よくぞこんなに同じパターンの表紙ばかり描き続けたもんだと感心します。「パターンも極めれば美しい」（byブンドル様）ってやつですか？

【１〜20号】

創刊号。 　1940年１月です。	７号。 　1940年７月。

15号。	20号。

【21〜30号】

25号。 　1942年１月。パール・ハーバーを奇襲されたってのに、この危機感のなさ……。	28号。 　1942年４月。

21号。	22号。	27号。

【31〜40号】

33号。	36号。 　1942年10月。

34号。

【41〜50号】

45号。 　1943年９月。	47号。 　1943年11月。どうでもいいけど、カバは人間を襲わないと思うんですが……人喰いカバ？	48号。 　1943年12月。なんか無理のあるポーズです。

42号。	46号。

【51〜60号】

52号。 　1944年４月。	54号。 　1944年６月。そろそろノルマンディー上陸する頃だ。	60号。 　1944年12月。

51号。	53号。	56号。

【61〜70号】

69号。 　1945年９月。あ、やっと戦争終わった。	70号。

62号。	63号。	64号。	65号。	66号。	68号。	70号。

【71〜80号】

74号。 　1946年２月。	76号。 　1946年４月。	77号。 　1946年５月。

71号。	73号。	78号。	79号。	80号。

【81〜90号】

83号。 　1946年11月。	85号。	86号。 　1947年２月。

81号。	87号。	88号。	90号。

【91〜100号】

94号。 　1947年10月号。	99号。 　珍しくアン以外の女性がひどい目に遭ってます。

91号。	93号。	95号。	97号。	98号。

【101号〜120号】

101号。1948年５月号。 　ブッダはまずかろう……。

102号。	103号。	106号	112号。	114号。

【121〜140号】

132号。	133号。 　1951年１月号。	140号。

138号。

【141〜150号】

142号。	144号。 　1951年12月号。	149号。

148号。	150号。

【151〜終刊号】

154号。	155号。

　ちなみに休刊号は163号（1954年夏）。まさにコミックス・コード制定直前です。
　それにしても15年もこんなことやってたんですねえ。

【カアンガ・コミックス】
　『ジャングル・コミックス』からスピンオフした独立誌。創刊は1949年春。やはり1954年夏まで続きました。

１号。	２号。	４号。	６号。

15号。	18号。	20号。 　これが休刊号。

12号。

　よく見ると同じポーズを流用してるのがあるぞ。探してみよう！